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色柄衣類にも使用可能な酸素系漂白剤は、
各ご家庭で常備している洗剤のひとつではないかと思います。
主な酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウム。
過炭酸ナトリウムを水に溶かすと、炭酸ナトリウムと過酸化水素に分解します。
過酸化水素は、活性酸素と水に分解して酸化力を示し、
色素を分解して無色の物質に変えるという作用があり、これを利用して漂白をしているのです。
ひとくくりに酸素系漂白剤と言っても、商品の成分を調べてみると、
過炭酸ナトリウムのみからなる製品や、
過炭酸ナトリウムに炭酸塩が添加された製品、
過炭酸ナトリウムに界面活性剤、炭酸塩、酵素などが添加された製品など様々です。
スーパーなどで市販されている酸素系漂白剤は
大抵が界面活性剤や炭酸塩、酵素などが含まれた製品です、
その商品のみでも洗浄と漂白効果を期待したものなのだろうと思います。
余談ですが、過酸化水素というと、思い浮かぶのは消毒に使うオキシドール。
約3%過酸化水素水溶液なので、漂白剤としても利用できます。
「そうじの女王が教える世界一のせんたく術(アーティストハウス)」では、
血液のシミがキレイに落ちる染み抜き剤として紹介されています。

■酸素系漂白剤のなぜ?を徹底解明
*使用温度のなぜ?
化学反応を利用しているので温度を加えることによって反応も進みます。
だから、「冷水より温水の方が早く効果がでます(花王・ワイドハイターより抜粋)」
「お湯(40〜60℃)で使用していただくとより効果的です(オレンジグロージャパン・オキシクリーンより抜粋)」
と書いてあるのです。
となると“反応が進むのだったら温度が高ければ高いほど良い?”
という疑問が生じるかと思うのですが、説明書きを見てみると、
「熱湯では使用しないで下さい」と書かれていることがあります。
それはなぜかと言うと、熱湯に入れると、反応が一気に進んで酸素が急に発生するから。
酸素はそれ自体が危険な物質ではないのですが、
空気中では燃えない物質でも酸素中では燃えるものが多くあり“危険”なんですね。
繊維の痛みを防ぐためにも、40〜60℃程度での使用がお勧めです
(製品により適温には違いがあると思いますので、
ご使用になる製品の注意書きをよくお読みになって調節して下さい)。
*金属がついた衣類に使えないのはなぜ?
金属性の付属品(ファスナー、ボタン、ホック等の留具)がついた衣類には使用できない」のはなぜかというと、
金属が触媒となって、急激に分解反応が起こり、変色や繊維の劣化が起こる場合があるから。
草木染めの媒染剤として使用された鉄や銅でも反応する場合があるそうなのでご注意下さいね。
*粉末タイプと液体タイプ?
酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプのものがあります。
粉末タイプの主成分は、最初にご紹介したように過炭酸ナトリウム。
液体タイプは、過炭酸ナトリウム水に溶かした際に生じる過酸化水素が主成分です。
溶かす手間を省いているので“手間なし”なんですね。
じゃあ、粉末タイプでも、液体タイプでも効果は同じ?と思われるかもしれませんが、実は若干違います(!)。
粉末タイプと液体タイプの液性表示を見比べてもらうとわかるかと思うのですが、
粉末タイプは弱アルカリ性、
液体タイプは弱酸性
(粉末タイプの場合は、分解して炭酸ナトリウムが生じることを考えればアルカリ性に偏るのも納得)。
アルカリ性であることは汚れを落す効果は高いのですが、
ウールやシルクなどの動物性繊維製品は繊維に影響を与える場合があるので使えません。
液体タイプは、動物性繊維と同じ弱酸性なのでウールやシルクなどにも使えるという訳です。
しみパワは、アルカリ性の状態で効果が発揮できるので、
しみパワに併せて使うのは粉末タイプの酸素系漂白剤をおススメしています。
(液体の酸素系漂白剤ではしみパワの効果を弱めてしまいますのでご注意下さい)

■酸素系漂白剤使用のトラブル
*色落ち・色移りトラブル
色柄ものにも安心して使える酸素系漂白剤ですが、色落ちの心配がないとは言えません。
心配な場合は目立たない部分でテストをして下さい。
また、テストをして大丈夫だった場合でも、浸け置きしている間に色が落ちたり、
他の衣類に色移りしてしまうことがあります。
私の場合は、浸け置きする場合は、急がば回れ(笑)で、1枚ずつ処理するようにしています。
何枚か一緒に浸け置きする場合は、
多くても2〜3枚同色系のものだけを行なうようにしています。
色移りしてしまった場合は、
白色衣類で塩素系漂白剤を使えるものであれば、
塩素系漂白剤で処理することで落ちる場合があります。
(色柄物の場合は、しみパワ+酸素系漂白剤処理を施したり、
繰り返すことでキレイになるか目立たないくらいにまで落すことが出来ると思いますが、色移りはしぶといです^^;)。
*変色トラブル
酸素系漂白剤、特に液体酸素系漂白剤を原液でシミ抜きに用い、
すすぎが不十分であった場合などは、
直射日光下で干すと白い衣類が黄変することがあります。
変色の場合は、汚れではないので、
さすがのしみパワでもキレイにすることはできません。
白色衣類で塩素系漂白剤を使えるものであれば、
塩素系漂白剤で漂白することで落ちる場合があります。
酸素系漂白剤を使用した際には、しっかりすすぎを行なって、陰干しをするようにして下さいね。

■私の場合はこんな風に使っています
私が使用している酸素系漂白剤は、
お店でもお取扱いしているプラスホワイト(株式会社ベリタス)です。
これは添加物一切なしの過炭酸ナトリウムのみの製品なので、
お洗濯だけでなくキッチン用品の漂白にも使えて一石二鳥(笑)。
惚れまくった染み抜き洗剤「しみとりパワーUP」は
粉末タイプの酸素系漂白剤との併用でより一層のパワーを発揮してくれるので、
しみパワ同様、酸素系漂白剤は我が家にとって不可欠の洗剤です。
しみパワの効果がより一層引き立つ酸素系漂白剤はあるのかな?と思い、
市販されている粉末タイプの酸素系漂白剤で
容易に手に入るものは一通り試してみたのですが、
使用していて「絶対これ!」と思うほどの劇的な差は感じませんでした。
製品により多少の差はあると思うのですが、使用する量をほんの少し増やしたり、
浸け置きする時間をほんの少し長くすることで充分解決することができる程度だと思います。
(それぞれの性質を考えて上手に使えば充分キレイに染み落しができると思います^^)。
しょっちゅう酸素系漂白剤を使っているとやっぱり失敗もあるわけで…
無印良品のカバーオールは、酸素系漂白剤に浸したところ見事に色落ちしました(/TДT)/あうぅ。
大事なお洋服を酸素系漂白剤に浸す場合には、
是非こまめにチェックして短時間の処理を心がけて下さいね。


しみパワについてもっと詳しく知りたい方は
しみとりパワーUPのご紹介をご覧下さい。
また、実際に使用したお客様からいただいた
「お客様の声」も是非チェックしてみてくださいネ!

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